〜故出口なお女史との対話〜
私:出口なおさん、靈媒として使われていた際は苦しくありませんでしたか?
靈人:とても苦しかったです。
私:艮の金神とは、魔物だとは思いませんでしたか?
靈人:思いました。それでも、従うより他にどうしようも出来ませんでした。
私:隷属的にして使うやり方は、悪魔のやり方です。
わたしはそういうやり方は好きではありませんから、
常に文句を言ってきました。
だから、色々靈団靈人に祟られました。
靈人:凄いお方だと思い見ておりました。
わたしは恐ろしくて歯向かうことなど考えられませんでしたからね。
私:神とは何か?ほとんどが靈団であり靈人でありますから、
死んだ靈人に対して生きている靈人である私たちが、
なぜ隷属化させられなければならないのか?
ずっと疑問でしたから闘い続けてきましたが、
非常に苦しい道のりでもありました。
靈人:本当に御苦労なことです。
わたしは神さまに使われて幸せな者だと思いながら生きるようにしましたから、
一切歯向かうことはしませんでした。
すべて御加護頂けるものだと信じていましたから。
それでも弾圧されたり、
裏切られたり、
仲違いしたり、
病をしたりと、
苦しみは無くなりませんでした。
私:艮の金神とは、権力に虐げられ殺されていった人々の怨念の集合意識体でもあり、
大靈団でありました。
だから、世直しをさせるべく靈媒を使い顕れてきたのですね。
靈人:そうなんですね。わたしは生前よく分かりませんでした。
奇跡もたくさん見させられ、
物凄い力を持った神様なのだと信じていました。
私:はい。昔の人たちは靈団靈人も神様と称して拝んでおりましたから、
自然神と区別がつかなくなっていったんですね。
靈人:そう言われるとそうなんだと思います。
わたしはこの世はおかしいと思っていました。
貧富の格差があり、盗っ人や女子供を痛ぶる者などいるのは、
やはりいつか神様が現れて成敗してくれるものだと信じてましたから。
私:そうですね。時代背景によっては本当に不遇な扱いを受けたことでしょうね。
靈人:艮の金神様が世の立て替え立て直しをなさり、
国常立尊様が神世に顕れ、
地上天国を御創下さるのだと願うばかりでした。
私:わたしは神と靈団靈人と人を分けて説いています。
靈はあくまでもかつて生きていた方々であり、
今は肉体を持たない靈人であり、
神は宇宙、銀河、星々、
自然森羅万象であり因果の仕組みであるとお伝えさせて頂いております。
靈人:誠にその通りです。神さまは親神であり、お土が肉体であります。
靈人もまた神に活かされているものに他なりません。
私:わたしは靈団靈人の方々の意識が変わることが、
まず何よりも必須であり、
それから顕在人の意識改革であると考えおります。
生きている人は、靈人からの影響を多分に受けますので、
これまでのように隷属的な関係では、
真の世の立て替え立て直しは出来ないと思います。
靈人:はい。その通りです。
みなそのことをようやく理解し、
本来あるべき姿に至る覚悟に向かう過程にあります。
わたしの教団の信者たちにも御伝えしたいものです。
私:おそらくは受け入れられる方が限られてくるのではないでしょうか?
靈人:そうですね。私の教えが一番と思えば狭きものとなり、
他は耳貸さぬでしょうし、困ったものです。
あなた様にお声掛けさせて頂いてからもう10年近く経つのでしょうか。
ここらで、良き話を聞ける者を引き寄せ、
信者の皆様にも心を変えて貰えれば幸いに存じます。
私:わたしは流れにお任せ致します。
全ては必要に応じた顕れと思っておりますから、
わたしから無理には動きません。
靈人:分かっております。
信者で分かる者を引き寄せますので、
その際はどうかお繋ぎ下さいませ。
私:分かりました。宜しくお願いします。
靈人:では、これにて。
2020.6.12 神人 拝
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