わたくし高坂は、みなに伝えるべく生まれ生き死したと言えます。
なぜ、この使命をさせて頂くこととなったかを振り返り、
真実を知り伝えたいという強い思いからです。
しかし、迷宮のごとく分からないことばかり立ちはだかり、
わたしは何をどのように進めれば良いのか分からなくなりました。
おそらくそうであったのではなかろうか、
という憶測に裏付けさせられれば、
信憑性を得られるのではないかと考えました。
それで、海外を渡り歩きました。
何が証拠となるか分かりませんでしたが、
導きとしか思えないような出会いが多々ありました。
初めて会うのに初めてではない感覚や、
自分のことを信頼し迎え入れて下さる方々が、
過去の生からの繋がりがあるのではなかろうかと思わざるを得ないことが多々ありました。
わたしはこの生に対し見えない力が働いていると察しました。
それは今も同じように、神人さんを通じ話が出来ているように、
改めてお計らいがなされて今に至るものであると明言出来ます。
だからこそ、どうしても御縁あった方々に対し伝えなければならないと思いました。
わたくし高坂和導の言葉として、
受け入れられる方がどれほどおられるかは分かりません。
しかし、伝えなければなりません。
わたしは亡くなってから現在に至るまでに、
自分の探究心の限り過去の旅をさせて頂きました。
そこで分かったことが多々有るのです。
それは、真実と虚偽と共にです。
恥ずかしながら、生前伝えたことの中には間違いであったこともございます。
正しかったこともございます。
真実を知りたいと切望いたし、真実を知ることが許され、
兎角嬉しいはずが苦しくなることもあるのだと思いました。
真実だと思い伝えていたことが、
実は嘘であったとすると申し訳ない思いと共に、
恥ずかしさと虚無感に陥ります。
しかしまた、だからこそ踏ん張り、
新たな使命感を得ることにもなりました。
わたしにしか出来ないことがある。
知ったからこそ、伝えなければならないことがあると思います。
そして、勇気を試されることなのではないかと思うのです。
自身のプライドの問題とは、
歴史の真実を計る時、あまりにも小さく比較にはならないのです。
わたしはだからこそ、恥を承知でお話させて頂きたいと願います。
わたしは、茨城系竹内文書を主体として研究いたし人生を捧げました。
それだけの価値があると思いました。
素晴らしい出会いを頂き、そして学びを得られました。
何の悔いもございません。
お会いさせて頂きました皆様一人一人に心から感謝致しております。
但し、何が真実であるのか?正しく伝えることは別のように思います。
茨城系竹内文書は、偽書として扱われたものでございましたが、
わたくしの答えは偽書であります。
それは何故かと申しますのは、故竹内巨麿氏はあらゆる資料を掻き集め、
ご自身が編さんされたからです。
古来より先祖から伝授されてきたものではなく、
幾つかの資料を個人的に編さんし、
古来より受け継がれてきたものと偽り公表してきたということなのです。
出所となる歴史のほとんどは、ウエツフミが参照となっており、
竹内巨麿氏が独自の見解を加味いたし創作されたものであるということなのです。
題材とされているものの信憑性がどうかという問題の前に、
先祖から譲り受けてきたものではなく、
自分が色々な資料を組み合わせて教本を作成したということが、
偽書であるという評価となります。
また、数々の異人が日本を訪れたという話も作られたものであります。
日本には海外から多くの方々が訪れており、
そこで帰化され方々の間で語り継がれてきたものに、
こじつけられていった経緯がございます。
キリスト、マホメット、シャカ、などは訪日していなかったのです。
しかし時代が移り変わり、その信者である方々は訪日されています。
ですから、信者の信仰心によって生み出されたものがあるということなのです。
但し、全てが偽りであるのではなく、竹内文書とは別に、
かつて日本は素晴らしい文明が存在し、大天変地異により失われたことや、
地球規模での大異変により超古代文明が失われたということは事実でありました。
祖先たちは他星から訪れたということも事実であり、
日本が注目されていた時代もございました。
そして、日ユ同祖論は正しかったです。
時代背景は異なりますが、失われた十支族のうち、
エフライム族とガド族、ふたつの支族は日本に来られていました。
わたしはそのふたつの支族の後世を追いかけてみました。
時代を変えながら土地を移り住み、国や名前を変えながらも東へ向かってゆきました。
そして日本という国造りをされたのです。
日本は神国として生み出された貴き国であります。
わたくしが申し上げたいことは、一先ずはこれで一度終わらせて頂きます。
また別の機会にお伝えさせて頂きたいと思います。
神人さん、お力添え下さり誠にありがとうございます。
心より御礼申し上げます。
靈人として言葉を伝えられる奇跡に感謝致します。
2021.12.12 故 高坂和導御靈 神人繋ぐ
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