〜故・川田薫博士との対話〜
私:お久振りでした。
故人:はい、お久振りでした。
私:この度はお亡くなりになられたと伺い、再会出来ずに残念でした。
故人:こちらこそ、またお会いしたかったなぁ、神人さんに。会いたかったー。
私:ありがとうございます。そのようにおっしゃって頂けて嬉しいです。
故人:わたしはずっと研究人生でしたから、意外に物を知らないんですね。
私:そうなんですか?そんな風には感じませんでしたが。
故人:いえいえ、経験の方が乏しくて、頭でっかちなもんでね。中々、思考が偏っちゃいまして。色々なアイデアを人に会った時に頂くんですよ。
私:そうでしたか。
故人:ありがたいですね、こうしてまたお話が出来て。
私:こちらこそです。先生がお亡くなりになられて、1週間後に悲報を伺いました。
故人:そうでしたか。
私:はい。とても残念に思いました。
故人:わたしは亡くなって間もなくしてからですね、この宇宙の始まりを観てみたいと思いましてね。行ってきましたよ。
私:そうなんですか。お話聞かせて下さい。
故人:実はですね。この宇宙の始まりは、何とまだ100億も経っていなくてまだまだ幼い宇宙だったんです。
私:世間では、宇宙年齢は138億年と言われていますが、100億にも満たないのですね。
故人:そうなんです。計算が違うんですね。 私:そうなんですか。幼いとは、それ以外の宇宙もご覧になられたんですか?
故人:はい、他にも幾つかありましてね、他はその倍以上あるんですね。
私:宇宙は、8つでしたか?
故人:はい、神人さんおっしゃる通りでした。8個なんです。0から1、1から2、2から4、4から8と増えて来てですね。この宇宙は4期目に生まれたものなんですね。
私:4期目ですね。
故人:宇宙の仕組みですがね、何重構造にもなっておりまして、わたしが思っていたのとは全く違いました。
私:次元構造ですか?
故人:それもありますが、わたしは卵のようなイメージでしたが、実際はシンプルなんですが、よく見ると細かく波紋のように分かれていまして、マトリョーシカのように、またフラクトル構造にもなっているんですね。
私: 宇宙の中に大銀河系、そして銀河という風にですね。
故人:そうですね。壮大な幾何学アートを観るようでした。原子、分子、陽子、素粒子の世界とよく似てましたよ。
私:なるほど、小宇宙と大宇宙の相似性ですね。
故人:そうです、そうです。生命の誕生の秘密は、やはり意思の反映にありましたね。具体的に言うとですね。「あ」という響きの中には、指示する指向性エネルギーが初めからありましてね、それぞれの音に反応する素粒子たちが存在するんですよ。まるでオーケストラか合唱団のように。
私:へー、そうなんですね。音と素粒子の関係によって宇宙形成がなされた訳ですね。
故人:そうなんです。それでね、言葉は音ですね。「あいうえお」正に宇宙を生み出す音の世界なんですよ。
私:日本語は宇宙を創造する言葉だと。
故人:はい、大袈裟に聞こえると思いますがね。音にはすべて働きがありまして、方向や速度、役割、相性や関係性によるエネルギーの変化など、言葉が持つ意味の違いのように、異次元においても素粒子を動かす変化が異なるんです。
私:なるほど。異次元と現次元の映し鏡ですね。
故人:はい。科学は異次元を深めないといけませんね。数式も全く足りないですよ。表せる計算式がないんです。
私:そうなんですね。物理学はどこまで進んでいるものなのかは、わたしには分からないです。 次元数ですが、12次元+0次元で良かったでしょうか? 故人:まぁ、凄いですね。そうなんですよ。わたしもね、間違ってました。全く数が違いましたね。
私:随分前に指導靈より教えて頂いておりまして、0次元が1次元に変化し、2〜12次元を生んだと。0次元と1次元は、表裏一体であり、始まりはなくあくまでも、変化であると教わりました。だから宇宙の始まりはなく、変化だけの世界であると。
故人:ほー、凄いですね。凄いですよ、その教えは。
私:そうなんですか。わたしはよく分からないので教えられたまま覚えただけです。
故人:わたしは学者やってましたから、数式でどうしても考えてしまうんですね。あとは実験の結果、データの裏付けですよね。そうでないと認められないので。
私:そうですよね。科学の世界は。
故人:だから進まないのかもしれませんよね。もっとシンプルに「教えられた」という事実が答えだと認識出来ると、次に進めたんでしょうね。
私:異次元からの教えはそうですね。現次元的には先生のおっしゃっておられる世界で証明されなければならないわけですから。
故人:いやー、これは参ったなぁ。わたしは死んでもまだこだわりが強くて計算してしまうんですよね。数式が邪魔するんですね、学者はどうしても。 宇宙を観て足りないことばかりだと認識出来てもなお、数式にこだわろうとする、これがエゴですね。参った。
私:そうでしたか。わたしは逆に学がないものですから、頭で考えることに対して疑念が強いんです。 指導靈に言われた言葉で感銘を受けたのが、「分からないという答えもある」ということを受け入れられると楽になれると。
故人:いやー、参ったなぁー。そうですね。本当にそうです。わたしも分からないで収められたら、研究がもっと楽しかったかも知れません。もっと、学を手放してですね、好奇心のままに没頭することができたら、もっとその先の何か面白い仕組みを見つけられたかも知れませんね。
私:素晴らしいですよ、先生は。十分素晴らしい功績を残されたと思いますよ。生命の誕生を実験から解いた訳ですから。
故人:いやーあれはね、異次元から教えられたんですよ。すべてご指導頂いてたんですね。後は過去世の記憶が、準備しておいてくれたんです。 今、死にましたでしょう。思考のメカニズムがよく分かります。神人さんの思考の中にわたしの思考が流れて、こうして神人さんの身体が反応して文字化されていますでしょう。対話ではなくて思考が行動に変化さている訳ですからね。これなんですよ。わたしは、脳がすべて司っているとやはり考えていました。
私:脳科学の世界ですね。
故人:そうです。脳が生み出し指示を出し現れていると。しかし、異次元の思考を脳が受信し即座に肉体に反映されているとは、わたしは言えなかったですね。やはり学者ですから、一線を越えられなかったですよ。
私:仕方ないことです。その代わり科学の世界においては信用を得られ御活躍されたじゃないですか。
故人:そうですね。得られたものもありますから、欲張っちゃいけませんね。
私:ところで、先生は現在そちらでどうされてますか?
故人:わたしはやはり真理探究でしょうか。知りたいことばっかりで収まらないです。
私:やはり素晴らしいですね、意欲的で。また先生のお顔をこうして異次元から見させて頂けて良かったです。
故人:いやー、これもみんな神人さんがお声掛け下さったからですよ。
私:いやいや、快くお話させて頂き感謝申し上げます。また色々とお教え下さい。
故人:いえいえ、何をおっしゃいますか。こちらこそまたお相手下さい。宜しくお願いします。
私: ありがとうございます。また宜しくお願いします。皆様にお伝えさせて頂きます。
故人:はい、宜しくお伝え下さい。再会楽しみにしてましたのに残念でしたと。
私:分かりました。
故人:ではまた宜しくお願いします。
私:ありがとうございました。
2020.5.3 神人 拝
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