〜対話シリーズ(8)/生き方
TA: 死んでから分かることってたくさんあると思いますが、
こんなことあんなこと言いたいことがあったらどうぞ伝えて下さい。
亡くなられた方々代表でもあり、
これから亡くなる方々への心構えともなると思いますから。
YU: はい、ありがとうございます。
わたしは、死ぬということは、ずっとずっと先の話だと考え、
死んだ後どうなるのか?なんて考えもしませんでした。
年老いてから考えることだと決めつけてたんです。
勿論、こんな風な死に方をするなんて想像すらしませんでした。
ほとんどの方がそうなんじゃないかな?
自分はまだ死なないと思い込んで、
その日暮らしの物質世界に埋もれて、
もがいて、無い物ねだりして、
自分の思いを周囲に押し付けて、
物足りない人生を如何にして埋めようか?
あざとく、賢く、表裏の顔に慣れながら、
周囲の人々の顔色を伺いながら、
もっともっと出来るはず!って自分に言い聞かせながら、
生の意味を勘違いして、
他よりも少しでも多く得るために時間を費やしているんだと思います。
TA: そうだね。現次元界は物質主義に飼い慣らされてしまっていて、
モノがあるほど豊かだと思い込まされていて、
その為にはお金が必要であり、
だから如何にお金を稼ぐか?
に時間も労力も吸い取られてしまって、
現状に対して満たされない気持ちになっている人が多いでしょうね。
YU: わたしは、凄く幸せだったと言えるでしょうが、
わたしの思い込みでした。他よりも幸せだったと言える部分と、
不幸せだったと思う部分とが混在していたという見方が正しいです。
わたしが幸せだと言えることは、女として生まれたこと。
子を授かったこと。パートナーと出逢えたこと。
家族を得られたこと。
良き師、良き仲間、良き友、良き仕事、良き機会の数々、
良き容姿、良き才能、良きファン、良き時代、良き国、良き流れ…。
思い返せば数え切れないほど素晴らしい出会いに恵まれたことが幸せでした。
不幸だと思い込んでることは、
幼少期から少女時代の寂しさ、
失恋、離婚、色々な方々との別れ、
いざこざ、無い物ねだりの思考、
人のことをちゃんと理解してあげられていなかったこと、
命の期限を考えて生きていなかったこと、
多くの方々に失望と悲しみを植えつけてしまったこと、
愛する我が子に人々に話ができないこと、
触れられないこと、もう会えないこと、
忘れ去られてゆくこと、過去の中に埋もれてしまったこと、
肉体が無いこと、大切な方々に真実が伝えられていないこと、
今こうして伝えていても届かないこと…。
TA: そうか…。確かに何も辛いね…。
あなたのためにわたしに出来ることをするからね。
YU: 思い出したら凄く暗い気持ちになってしまった…。
でも、すべては事実であり、受け入れ消化しなければならない課題。
だから必要な経験のピースでありパズルをするようなこと。
どのピースにも酸いも甘いもあらゆる感情の色がついていて、
自分の記憶の中の一部分であることなのだから、
しっかり未来へと繋ぐように色付けをしなければならないということ。
失敗や後悔や至らない記憶も、ひとつひとつの色彩の一部であり、
コントラストとして必要な色だから、
やっぱり「ありがとう」と言えることが望ましい。
貴重な経験として与えられたこと。
だからこそ言えること。
わたしは、大切にして未来へと活かしたいです。
TA: そうだね。活かすことが出来れば、
すべてを肯定できる自分に辿り着く。
今生与えられたカリキュラムとして見られ、
必要な経験でした!と笑顔に必ず変えられます。
YU: はい。今ようやくすべて必要な色彩として見えてきました。
わたしの人生はわたしにとって、とても重要な経験でした。
来世へと繋がる今もまた、とてもとても重要な経験です。
TA: ユーから皆さまに向けて、死んだ人からのアドバイスをどうぞ。
YU: わたしは大した人間ではありませんでした。
だから大したことは言えません。
偉そうなことを言うと恥ずかしくなるから言いません。
ただ、悔やまないように心掛けて生きた方が、
死んだ後で自分を慰められるというか、
やりたいように生きたんだから良いじゃない!って言えると思います。
TA: はい。それだけで良いですか?
YU: 嘘です。まだまだやっぱり言いたいです。
言いたくて言いたくて堪らないです。
偉そうなことも未熟なことも言葉にしたいです。
TA: ですよね。(笑)どうぞ。
YU: はい、悪者は退治しなきゃ駄目です。絶対に!
わたしは許しません。
悲しみをいとも簡単に策略する者たちを放っておいてはなりません。
そのためにも、世のため人のためにひとりひとりが本氣を出さなきゃ変えられないです。
何時迄も傍観者、八方美人的な生き方をしていたら改善されません!
みんな目醒めなきゃ駄目なんです。絶対に!
TA: そうですね。後は?
YU: 愛する人たちと話がしたい!
わたしがいることを理解して欲しい!
死んだけど存在している!
こうして言葉を綴ってる!
ホントだよ。ホントなんだから。
それを分かってほしい。
身体は無いけど、わたしという存在は事実として居るし、思いを伝えられる。
だから縁ある方々と繋がって、また話がしたい!
TA: そうですね。そんな時もこれから訪れるでしょう。
いつか必ずそうしましょう。
YU: ありがとう。ありがとう、タケさん。
TA: 大丈夫!大切なのは、
どうやって理解してもらうか?ということ。
ユーが本人であり、存在しているという事実を確信してもらうために。
YU: はい。そのためにはタケさんに嫌な思いをさせることにもなると思います。
疑ってかかるでしょうし、心無い言葉を投げ掛けられるでしょう。
得することは何も無いと思います。
TA: そうだね。これまでもそれは十分経験してきたことだから、分かっています。
ただ闇雲に本当です!と言ったところで相手は受け入れてくれないからね。
相手の学び、資質、状況など問われることでもあります。
YU: そうですね。こればかりは家族と言えども、
わたしの姿が見えない訳だから、
タケさんが虚言で何か企てているんじゃないか?とどうしても勘繰るでしょう。
世間では売名行為に過ぎないとか。
TA: そういうものです。わたしはそういうことも承知の上で、
シャーマンという御役目をしてますよ。
少数ではあるけれど、分かる人には分かることだから。
YU: やっぱり、凄いです。
こんな役目をよく引き受けましたよね〜。
わたしは耐えられないです。
多くの人々の疑念に晒されながら生きるなんて。
愛されたい!評価されたい!もっともっと良い仕事をして、
良い女優になって歴史に残りたい!
良い家庭を築いて幸せになりたい!
もっともっとお金が欲しい!
老後を不安なく暮らしたい!
そんなことばかりで。そのために周囲からの評価は良きものでありたい!って、
しがらみの中で日々もがいてました。
TA: ほとんどの人がそうなんじゃないかな。
自分のことで精一杯で余裕なく生きているんじゃないかなぁ。
YU: でもどうしてタケさんは、そんなに人の幸せを願い生きる自分になれたの?
TA: それは、何度も死んだからだよ。
靈験としての死だけど。
肉体としては、通常じゃ助からないような事故や怪我、
病気、たくさんの靈症による苦痛から、
奇跡と言えるような救済を何度もしてもらってきたから、
これからは世のため人のために、
助けて頂いた命を使わせて頂きたいと心底思ったからなんだ。
おそらくそういう経験がなければ、
若い頃のように身勝手で刹那主義的な荒んだ生き方をし続けていただろうと、
ハッキリ言えるよ。
YU: そうなんだね。
タケさんの過去を観てきますね。では。
TA: 早っ!急だなー。
居なくなりました。(笑)
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