《悪しき霊感者に見受けられる傾向》
11.先祖供養を要求する
葬式は、自分たちのやり方でなければ“死後幸福にはなれず未浄化靈となり遺族を不幸にする”などと申す宗教団体や靈感者がよく見受けられます。
これは、生涯にわたり教団や靈感者から離れられないようにするための悪質な洗脳です。
そもそも先祖供養とは、必ずしなければならないといった義務的なものではありません。
死ぬとは、肉体を使うことができない靈人となることですが、本来悲しいことではありません。
いずれはみんな必ず死ぬのですから、
死を悲しいことと捉えると、
生きることも死に向かってゆくことになりますから悲しいことになってしまいます。
存在したものが存在しなくなる訳ですから寂しいことではありますが、
悲しいことと捉えるのは洗脳なのです。
しかし、どのような亡くなり方をしたか?納得できる亡くなり方をしたか否か?ということが一番の問題ではあります。
無念と思われる死であれば、遺族か親しき関係者が故人を慰める必要性があります。
その場合、故人はどうしてもらいたいのか?意向を伺い反映させられれば一番良いでしょうが、
自分が故人の立場ならどうか?と考えてみることでも良いでしょう。
いずれにしても先ずは優しく話し掛けながら慰めることなのです。
形式的な先祖供養をすることで、問題解決できると思われる方々がおられますが、
お金をかけて読経、墓、仏壇、戒名、法要など儀式的なことが必要であると申すのは、
故人が生前希望されていた時のみであり、信仰が異なったり、一切葬儀等を望まない方に対しては不必要なものでもあります。
先祖供養とは、遺族が先祖靈(先に亡くなった方)に対して誠意をもって話かけることで済むことでもあります。
ですから、必ずしも専門家を呼んで儀式的に経や祝詞を唱えて頂かなければ、
故人を供養することが出来ないという風に考えなくて良いのです。
故人に対して「どうぞ安らかに変わられますように」と、
心から思えばその思いは届きますし、それで良いのです。
あくまでも死後どうなるか?というのは、
すべて故人本人の気持ち次第であり自己責任ですから、
過剰に遺族が執着し続ける必要もありません。
2018.3.17 神人 拝
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