〜亡き母との対話 未浄化靈について〜
私: 亡くなってから2ヶ月経つけれど、どうだいその後、変わりないか?
母: 「あちらに一緒に来たらどうですか?」という方々が時折現れるけれど「まだこちらにいます」と言うと、「いつまでもこちらにいたら良くないですよ」と言われるから、四十九日過ぎてもあちらの方に行かないでいるということは未浄化靈になっているということなのかな?
私: そうだね。くくりとしてはそういうことになるのかな?死んだらあちらの靈界に行かなければならないと宗教に教えられるから、行かなければ悪いことだと思い込まされているんだよ。すべてがそうではないけれどね。
母: 元々があちらに行かなければならないという決まりはないでしょうし、自分のことでは何も未練や問題はないけれど、ただ家族のことが心配だから、自分に出来ることは何かないかな?と思い、こちらにいるのだけれど、それは悪いことだとは私は思わないな。
私: そうだね。悪いことではないと思う。
母: それじゃ私は充たされている未浄化靈ということになるかな。良いんじゃないかな?
私: かつて知り合いの方の神道式葬儀で祝詞が奏上されている際に、亡くなられた御主人の靈が、出席している僕に対して「妻が心配だから私は側にいてやりたい。靈団の方々と一緒にあちらにはまだ行きたくないからどうしたらいいですか?」と尋ねてこられて、「取り敢えずは私の身体の中に隠れて下さい」と言って靈団からかくまったことがあった。その後、その事を色々考えたけれど、それは夫婦愛の顕れだと思えたから、決して悪いことではないと判断するに至ったんだ。その後、奥様も亡くなられて、二人で僕の所に挨拶に来ていたよ。だからそれで良かったんだと思っている。
母: だったら、私も悪くはないね。
私: そうだね。これもひとつの愛の形だと思うよ。家族愛か。
母: 私は気が済むまでこちらであなた方を見ているから。自分が出来ることをしてみる。
私: そういえば先日、かつて医者には治らない難病だと言われていた親父の黄斑変性が急に治ったのは、もしかしてあれはお袋が治したのか?
母: そう。
私: どうやって治したんだ?
母: 目の当たりにある黒いモヤモヤしたものを摘んで取ったら治った。
私: 妹の腰の痛みも治したのか?
母: そう。何度かやった。
私: 凄いな。何でも治せるのか?
母: 何でもではないと思うけど、病気はみんな黒いモヤモヤしたものが付着しているんだよ。あなたも分かるでしょう?それを取り除くと痛みや苦しみが無くなってゆくみたいだよ。
私: 僕の胃の痛みとかも最近はほとんど無くなって来ていたけれど、これも治したんだな。
母: そうだね。あなたのは慢性化していたから何度もやった。それでも無理すると胃の辺りに黒いモヤモヤがまた集まってくるから、取ってやっている。
私: そうか。ありがとう。助かった。だいぶ楽になったな。自分でもヒーリングや靈団に癒してもらっていたつもりだったけど、お袋もやってくれてたんだな。
母: 私も死んで色々迷惑かけているから、それくらいはできるからね。医者の靈人の方に治し方を教えてもらえたからこうやって出来るのよ。
私: そうか。それは良かった。家族みんなの病を治して頂戴。異次元治療師だな。
母: そうだね。そのつもりだ。それだったらこっちに居ても良いでしょう。
私: ずっと居て良いよ。有り難い未浄化靈だな。いや、もう未浄化靈とは言えないな。お袋は色々教えてくれたり病を治してくれる靈人の1人だよ。
母: そうか。まだまだ出来ることはあると思うからね。楽しみにしておいて。
私: ありがとう。助かるわ。
2018.8.8 神人 拝
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